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NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

Halfの不思議(おまけ)

 Half (ハーフ)は日本人にも馴染み深く、一見何の問題もなさそうな
単語だが、「正しい使い方」となると、一工夫が要る単語である。

 Half of A(名詞)で「Aの半分」という使い方の時に、Aに通常の
名詞が来る場合にはof が省略可能である。
Half of the students → half the students と言い換え可能。
つまり名詞から形容詞に都合よく変化する( half the speed など)。
 しかし、代名詞( us,them)が後ろに来る場合には省略できない。
Half of us 我々のうち半数、となる。

 また、後に続く動詞の使い方は、Aの数と一致する。
Half of our work is to design programs. 「我々の仕事の半分はプロ
グラムを立案することである。」では単数だが、
Half of the apples were bad. 「半数のリンゴが傷んでいた。」では
複数となる。

 また1年「半」をあらわす時のHalfにも注意が必要であり、
One and a half years have passed since we last met. 「我々が
この前会ってから、1年半が経過した。」では複数扱いとなるが、
A year and a half has passed. 「1年半が過ぎた。」の場合には、
A year and a half が1つのまとまりと考えられ、単数扱いとなる。

つまり、英米人の感覚では「数字」の半分を加える時の a half は
「0.5」の感覚であり、One and a half は「1」+「0.5」=「1.5」=複数
の感覚なのに対し、a year and a half は、もの(名詞)の半分を加える
感覚であり、Bread and butter などと同様「ひとかたまり」=単数
なのである。



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